ここでは、ウォーターサーバーを設置する場所で注意すべき点をまとめています。
ウォーターサーバーの設置場所は、できれば、ウォーターサーバーの導入前に以下の点に留意しながら予め決めておくことをおすすめします。
ウォーターサーバーを置くのを避けた方がいい場所
直射日光が当たる場所
サーバー内の水に直射日光が当たると雑菌が繁殖しやすくなります。
また、気温が高い夏場などに西日などの直射日光がサーバーに当たるとサーバー内の水も冷えにくくなり、電気代にも影響してきます。
高温多湿の場所
通気性の悪い場所や高温多湿の場所もサーバー内で雑菌が繁殖しやすくなりますし、電気代にも影響していきます。
ウォーターサーバーは特に後部や側部から放熱されますので、ウォーターサーバーを設置する際は、熱がこもらないよう壁や側部の両方から10cm以上離すようにします。
壁や家具などにくっつけすぎるとサーバーの熱や振動の共振で故障の原因となったり、音が共鳴して煩く感じることがあります。
また、冷蔵庫や炊飯器、ガスコンロ、電子レンジの隣など熱を持った物の近くに設置することは避けましょう。故障や火災の原因になります。
屋外
言うまでもなく直射日光や雨風のあたる屋外に設置するのはNGです。
不安定な場所
ウォーターサーバーは、できれば畳やカーペット、その他柔らかい素材のものの上に置くのは避け、平で安定した場所に設置するようにしましょう。
サーバーが傾いたり、揺れることで騒音や振動、また故障の原因となりますし、地震が発生した時は倒れてしまう危険性もあります。
コンセントと離れた場所
ウォーターサーバー本体からのコンセントの差込口が遠ければ電源コードが届かなくなります。
延長コードを使って床にコードを無造作に張り巡らすのは景観上あまりいいとはいえません。
また、足にひっかかって転んでしまうこともあり得ます。
トラブルを避けるためにもコンセントが届く場所に設置することをおすすめします。
ウォーターボトル保管場所との距離
サーバーとボトルの距離が離れているとボトルをサーバーに設置するたびに重たいボトルを持ち運びしなければなりません。
両者はできるだけ距離が近く、かつ、作業場所を確保できる場所に置くことで水の交換作業も効率的になります。
水栓から水を取りこむ水道直結型のウォーターサーバーの場合
水を宅配するのではなく、水道から水を取りこみ、サーバーの中で浄水を生成する水道直結型のウォーターサーバーがあります。
水栓とサーバーが10m以上離れた場所でもモールでカバーしながら配線が可能とされていますが、水栓とサーバーの距離が離れると水漏れや動作不良の原因となる場合があります。
また、見栄えなどの問題もありますので、できれば水栓からあまり離れていない場所に設置することをおすすめします。
ウォーターサーバーの中には、ウォーターボトルを宅配するタイプではなく、 ご家庭の水道とサーバーをパイプで繋ぎ、その場で水道水をろ過[…]
その他
ペットのケージの近くや芳香剤のある場所、またトイレの近くなどニオイが移りやすい場所も避けましょう。子供やペットがいるご家庭ではドアの近くに置くのも危険です。
近年のウォーターサーバーは、殆どの場合、チャイルドロック機能が付いてますが、それでも、小さいお子さんがいるご家庭では、お子さんが近寄らない場所を選ぶようにします。
また、油を使うコンロの近くに置くのも注意です。せっかくのおしゃれなウォーターサーバーに油が付着して汚れてしまうということも少なくありません。
1mほど離しても油汚れがこびり付きますので、油が飛び散らない場所に置くことが必要です。
エアコンの風が直接当たる場所も避けましょう。故障の原因になったり、冷水や温水の温度に影響が出てきたりします。
人気のあるウォーターサーバーの設置場所
キッチン
キッチンは、料理などで使う場合に便利なこともあり定番の場所です。
水回りということで機能的にも便利な場所です。
但し、マンションのようにリビングとキッチンが一体的につながっている場合はさほど不便は感じませんが、リビングとキッチンが離れている場合は少し不便に感じることがあります。
リビング
家族みんなの団らんの場所であるリビングにサーバーを置くと、喉が渇いたときに、すぐに飲めるというメリットがあります。
スタイリッシュでおしゃれなウォーターサーバーを置けばインテリアとしても映えます。
但し、小さな子供がいる家族では、いくらチャイルドロック機能が搭載されているとはいえ、やけどに注意する必要があります。
高齢者だけの世帯であれば、リビングに設置することで。いちいち立ったり座ったりすることなくすぐにお茶やお水を飲めるので便利です。
寝室
寝室は、寝る前や起床後、また夜中に目を覚ました時などに水を飲む場合に便利です。
赤ちゃんのいるご家庭では、すぐにミルクが作れて便利です。
特に最近は卓上型などコンパクトなサーバーもあり、狭い寝室でも場所を取らなくなりました。
但し、寝室だけにサーバー音には注意が必要です。特に枕元の横はいくらフレシャスなどのように静音機能がついた静かなウォーターサーバーでも気になるでしょう。
万が一地震でも発生したら事故のもとになります。
書斎
自宅で仕事をしている人などで自分の仕事部屋・書斎などがあれば、そこにウォーターサーバーを置くのもおすすめです。
卓上型などコンパクトなサーバーであれば場所を取りませんし、いちいちキッチンに行かなくでもおいしいお水やコーヒーなどを飲むことが可能です。
おしゃれなウォーターサーバーを設置すれば、ワンランク上の書斎にもなります。
まとめ
ウォーターサーバーは、直射日光が当たる場所や高温多湿の場所、油が付着して汚れてしまうような場所、また、柔らかい素材の上など不安定な場所の上に置くのはNGです。
水の交換や景観のことを考えるとボトルやコンセントと離れた場所も避けた方が無難です。
家族構成や生活スタイルに合わせて、キッチンやリビング、寝室、書斎などから設置場所を選ぶようにしましょう。