ウォーターサーバーにかかる費用にはどういったものがあるか

ウォーターサーバーにかかる費用

ウォーターサーバーを導入するにあたって気になるのが、ウォーターサーバーを導入した場合にかかる実際の費用です。

ウォーターサーバーにかかる費用はお水代やサーバーのレンタル代だけではありません。

実際に導入して、思いのほかコストがかかる、そんな料金が発生することは知らなかった、ということがないよう契約段階でかかる費用をしっかり押さえておくことが重要です。

ここでは、ウォーターサーバーの導入にかかる費用を解説します。

ウォーターサーバーにかかる費用の種類

ウォーターサーバーを申し込んでからかかる費用は以下の通りです。

ウォーターサーバーの宅配料・設置料・初期費用

サーバーの宅配料

サーバーの宅配料は殆どの場合、無料です。

お水の宅配料ではなくサーバー機器の宅配料のことです。

サーバーの設置料

ウォーターサーバーは、自社配達を行っている場合は、設置場所まで運んで使い方などの説明をして梱包資材の回収までを行ってくれる業者もあります。

しかし、宅配業者が配達する場合は家の中まで入ることができないため玄関先に置いてもらい、自分で設置場所まで運んで設置することになります。

そして、自分で設置する場合は無料ですが、業者が設置してくれる場合は、無料であったり、オプションで有料だったりしますので料金の確認が必要です。

尚、楽水ウォーターサーバーやウォータースタンド、CoolQooのような水道直結式のウォーターサーバーの場合は、専門スタッフによる水道とウォーターサーバー間の配線作業が必要となりますので、一般的に設置・工事費用がかかります。

その他初期費用

殆どのウォーターサーバーは、初期費用というのは必要ありませんが、アルピナウォーターの水素水サーバーは、初期導入設置料という名目で11,000円(税込)が必要です。

CoolQooの水素水ウォーターサーバーは、初回、保証金20,000円(税金は掛かりません)が必要です。但し、保証金は解約時に返金されます。

また、クリクラの省エネサーバーは、初期費用として7,700円(税込)が必要です。

サーバータイプ 宅配型
ウォーターサーバー
水道直結型
ウォーターサーバー
サーバー配送費用 無料 無料
サーバー設置費用 自社配達の場合は無料
・クリクラ
・アクアクララなど
宅配業者配達の場合は無料
プレミアムウォーターなどはオプションで有料
基本的に有料
楽水ウォーターサーバー
ウォータースタンド
CoolQoo
その他 アルピナウォーターの水素水サーバーは、初期導入設置料11,000円(税別)が必要 CoolQooの水素水ウォーターサーバーは、保証金20,000円(税金はなし)が必要

お水代とお水の配送料

お水代とお水の配送料

ウォーターボトルを注文すると、お水代と地域によっては別途配送料がかかる場合があります。

お水代、配送料とも料金は業者によってマチマチです。

通常は、業者ごとに最低注文単位や一定の期間内で注文しなければならない本数(お水の注文ノルマ)が決まっていますので、契約時にしっかり確認する必要があります。

一定期間内に注文がない場合は、休止手数料等の名目で料金を徴収される場合があります。

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通常は、1度の配送で2本・3本といった最低注文単位で注文することになります。

例えば、天然水の信濃湧水を12ℓ4本を注文すると、関東地方の場合は、お水代:6,480円のみがかかり、北海道・四国・九州といった地域は、これに配送料:505円が上乗せされます。

一般的にお水代はRO水の方が安く、天然水が高価です。

尚、ウォーターサーバーには、水道に直結するタイプのウォーターサーバーがあり、この場合は、水道水をサーバーで濾過しますのでお水代や配送料はかかりません。

サーバーのレンタル料金

ウォーターサーバーのレンタル料金は無料のところと有料のところがあります。

一般的に天然水の場合はサーバーのレンタル料金を無料にしてお水代を高く設定し、RO水の場合はサーバーのレンタル料金を有料にしてお水代を低く設定している傾向があります。

また、クリクラやアクアクララのように「あんしんサポート料」といった名目で請求している業者もありますが、これもサーバーのレンタル料と考えていいと思います。

ウォーターサーバーのレンタル料金も業者によってまちまちですのでランニングコストを計算する上で、申込み時の重要なチェックポイントの一つとなります。

サーバーの保守・メンテナンス料金

サーバーの保守・メンテナンス料金

フレシャスのように基本的にセルフメンテナンスだけでいいものもありますが、サーバーの衛生を保つためにメンテナンスやサーバーの交換を実施している業者も少なくありません。

頻度は業者によってまちまちで、毎年メンテナンスを行う会社もあれば、6年に1度しか行わない会社もあります。

サーバーのメンテナンス料金・交換料金も無料のところと有料のところがありますが、サーバーのレンタル料金が発生する場合は、メンテナンス料金は無料になる傾向があります。

メンテナンスの間隔、料金は業者によってマチマチです。

業者は、水の料金やサーバーレンタル料金、メンテナンス料金で収益の調整を図っています。

サーバーの電気料金

サーバーを使っていて必ずかかってくる費用が電気代です。

冷水と温水機能を搭載しているウォーターサーバーが殆どなので、水を冷やす、温めるために電気代がかかります。

通常は、月額1,000円ほどですが、最近は省エネサーバーも普及してきており、安いところではフレシャスサーバーのように月額350円~500円というのもあります。

お湯を沸かす費用とも相殺できますので、ランニングコストとしてさほど気にする必要がない程度の金額です。

サーバーの解約金・手数料・移設料

サーバーの解約金・手数料

一般的にウォーターサーバーは、レンタル契約の最低期間が定められています。

そして、その契約期間内にレンタルした側から契約を解除する場合は、解約金や違約金、サーバー返送費用という名目で費用が徴収されます。

短期間で解約するほど解約金や違約金は高額になります。

また、CoolQooのように契約期間であるなしにかかわらず、解約する場合は、解約手数料が発生するものもありますし、楽水ウォーターサーバーのようにサーバーの撤去にかかる費用とサーバーの返却にかかる送料を負担しなければならないものもあります。

ウォーターサーバーの契約で最もトラブルとなりやすいものですので事前に契約内容(解約金の有無、その発生条件や金額)をしっかり確認しておくことが重要です。

転勤や引っ越しなど止むを得ない事情であれば仕方ありませんが、解約料は無駄な費用ですので、レンタル契約の最低期間はできるだけ解約しないつもりで使うようにしまよう。

特に、水道直結型のウォーターサーバーは、短期間での解約の場合、高額な解約金や違約金が請求されますので注意が必要です。

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サーバー移設料

引っ越しなどでサーバーを移動する場合や、水道直結型のサーバーを移動する場合は、費用が発生する場合があります。事前に確認しておくことをおすすめします。

まとめ

ウォーターサーバーを導入にかかる費用には、

  1. ウォーターサーバーの宅配料・設置料・初期費用
  2. お水代、お水の配送料
  3. サーバーのレンタル料
  4. サーバーのメンテナンス料
  5. サーバーの電気代
  6. サーバーの解約料・移設料

などがあります。

お水代やサーバーのレンタル代、そして電気代がかかることは多くの人が理解して契約を結びますが、お水の注文にノルマがあったり、解約する時に違約金があったりすることを知らないで契約する人も少なくありません。

後にトラブルとならないためにも、これらの項目は最低限確認して契約するようにしましょう。

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