近年は、健康や美容への関心が高まっており、ウォーターサーバーでも水素水を取り扱ったものがでてきました。
ここでは、そもそも水素水とは何なのか、どういう効果が期待できるのか、また、人気の水素水ウォーターサーバーを紹介、比較しています。
水素水とは
水素水とはその名の通り水素(H)が豊富に含まれている水のことです。
特別な技術で水素を水に溶け込ませたものです。
水素水の性質
水素水が注目されている主な理由は、水素には抗酸化作用があるためです。
私たちは、呼吸によって1日に500ℓ以上の酸素を体内に取り入れていると言われています。
そしてその取り入れた酸素の約2%が強い酸化作用を持つ活性酸素に変わると言われています。
活性酸素が体内で必要以上に増えると、老化をはじめ、細胞が持つ免疫機能を低下させたり、細胞の様々な病気を引き起こすリスクが高くなったりすると考えられています。
水素の働き
水素分子には、活性酸素を除去する能力があることが分かっており、地球上で最も小さな物質で脂溶性・水溶性の両方の性質を持つと言われています。
このため、細胞壁や細胞膜を通過し細胞内部まで浸透し、身体の隅々までいきわたり、活性酸素を除去することで、美容やアンチエイジング、ダイエットなどの効果が期待できるほか、生活習慣病や様々な病気の予防・治療にも効果が期待できます。
水素水に期待できること
このように水素には抗酸化作用がありますので、水素を含む水素水には、この悪玉の活性酸素を除去してくれる働きが期待されています。
最近では、化粧品(化粧水)や入浴(水素風呂)、サプリメントとしても活用されています。
ただ、水素には抗酸化作用があるという研究結果が出ているものの水素水などをヒトが体に摂りいれた場合に効果があるのかという点については信頼できる十分なデータはまだありません。
このように水素水の研究データはまだ少なく、実際の効果については不明な点が多いというのが実情で、今まさに臨床実験や研究が進んでいる段階です。
ちなみに、普通の水も水素と酸素からできていますが、水というのは既に酸化した状態ですので、抗酸化作用のような効果はありません。
水素水の弱点
水素は、非常に小さな分子です。
そのため良くも悪くも色々なものを透過してしまう性質があります。
例えば、炭酸飲料はペットボトルに詰めても炭酸が抜けることはありませんが、水素水の水素は容器さえも通過して外に逃げてしまいます。
また、水素水は、衝撃を受けると炭酸のように水素が抜けていきますし、時間が経過することでも水素が抜けていきます。
熱にも弱いため料理にも使えません。
水素水サーバーでも水素水を供給できるのは冷水だけでお湯では供給されていません。
これらのことからもわかるように、水素水の保管状態やその摂取の仕方は非常に大切です。
近年は、水素が抜けないうちに水素ガスを封じ込めるためにゼリー飲料くらいのサイズてパウチしたタイプの製品が主流です。
しかし、数年前に国民生活センターが実施した調査でも溶存水素が検出されなかった商品や表示値よりも低かった商品がありましたので消費者は注意する必要があります。
また、水素水に含まれる水素は、飲んだ直後から気体となってすぐに体から抜けてしまいますので、こまめに摂取することが水素の効果の恩恵を受けるコツとなります。
水素水の生成方法
水素水の生成方法には主に電気分解式と気体過飽和式の2種類があります。
電気分解式
水素水サーバーの多くは、水を電気分解して水素を発生させる電気分解式を採用していますが、水が電極の金属に直接触れる為、金属が水に溶け出したり電極に不純物が付着する可能性があり、また水質がアルカリ性に変化してしまうという心配があります。
気体過飽和式
水素水ウォーターサーバーのメリット
水素水を選ぶ際は、
- 水素水の水中にどのくらいの水素が含まれているか
- どういう状態で保存されているか(水素は抜けていないか)
という点が重要です。
水素の量によっては水素の働きの恩恵を受ける度合が違ってきますし、水素が体に摂りこまれる前に抜けてしまったのではその効果が期待できないためです。
その点、水素水サーバーや水素水のウォーターサーバーは、高濃度の水素水をその場で生成できるため、時間とともに水素が抜けていくというリスクも少なくなります。
水素水の水中に含まれている水素の量が多い
水中にどのくらいの水素が溶け込んでいるか(含有されているか)は、
- 水素含有量
- 水素濃度
- 溶存水素量
- ppm
- ppb
といった単位で表示され、これらの数値が高いほど水素が多く含まれています。
水素水における水素の最大飽和濃度は、通常の気圧では約1.57ppmであることが計算上証明されていますが、様々な技術でそれよりも高濃度の水素水を実現することが可能となっています。
鮮度が高く水素が抜ける時間が少ない
市販のアルミパウチ商品の場合、溶存濃度がほぼ最大値である1.6ppmとしている商品が多く見られますが、これはあくまでも充填時での溶存濃度です。
日数が経ったり開封したりした時点で溶存量はすぐに減少してしまいます。
その点、その場で水素水を生成する水素水サーバーや水素水ウォーターサーバーは生成してから飲むまで時間を置かないため溶存酸素量を極力減らすことなく体内に摂りこむことが可能です。
こまめに摂取できる
水素水の弱点でも記載したように、水素水に含まれる水素は、飲んだ直後から気体となってすぐに体から抜けてしまいます。
そのため、こまめに摂取するのが水素の効果の恩恵を受けるコツですが、水素水サーバーや水素水ウォーターサーバーであれば、サーバーのスイッチをひねるだけで水素水が出てきますので、こまめに摂取することが可能です。
人気の水素水ウォーターサーバー比較
ここでは、人気のある水素水ウォーターサーバー、アクアバンクとアルピナウォーター水素水を紹介致します。尚、CoolQoo水素水はサービスが終了しています。
水道直結型で飲み放題のCoolQoo水素水
CoolQooは、ウォーターボトルを宅配するタイプではなく、ご家庭の水道水をその場でろ過してピュアウォーターを作るという水道直結型のウォーターサーバーです。
そして、CoolQooは、このろ過されたピュアウォーターで水素水を生成する水素水ウォーターサーバーも取り扱っています。
電気分解式を採用しており、CoolQooの水素水の溶存水素量は、業界最高水準の1.0ppm。
その場で水素水を生成するため鮮度の高い水素水を頂くことができます。
お水は水道水を利用しますので月額費用は、サーバーレンタル料の9,900円のみ。
定額で放射性物質や環境ホルモン、カルキ、ウィルス、細菌、カビ、その他の不純物をほぼ100%除去した水素水が飲み放題とあって、人気の水素水ウォーターサーバーです。
CoolQooは、現在休止中となりました。
水道水を家庭で水素水にするアクアバンク水素水
アクアバンクは、ウォーターボトルを宅配するタイプではなく、ご家庭の水道水をその場でろ過して水素水を作るという水道水補充型のウォーターサーバーです。
アクアバンクの水素水の溶存水素量は、0.2~0.6ppm。6時間放置していても91%の、温水でも86%水素溶存率が確認されています(状況により、数値は変動します)。
お水は水道水を利用しますので月額費用は、サーバーレンタル料の4,378円のみ。
低価格の定額で水素水が思う存分飲めるとあって人気急上昇中です。
ここでは、水道水補充型のウォーターサーバー「アクアバンク」の口コミ・評判について解説します。 アクアバンク(AQUA BANK)は、ご[…]
宅配水を家庭で水素水にするアルピナウォーター水素水
アルピナウォーターは、ウォーターサーバーに水素水キットを取り付けることにより、ピュアウォーターの水素水を頂くことができます。
アルピナウォーターの水素水ウォーターサーバーは、水から水素ガスのみを取り出してそれに圧力をかけて水素を水に溶け込ませる気体過飽和方式という特殊技術により、水素溶存量最大4.1ppmと圧倒的な高濃度水素溶存量を実現しています。
宅配されてきた長野県北アルプスを濾過したRO水(ピュアウォーター)をもとに水素水を生成しますので、放射性物質など様々な不純物を徹底除去した冷水の水素水を楽しむことができます。
※尚、水素水の水素は、80度ほどのお湯だとほぼ0%となるため冷水のみでの提供です。
比較項目 | アクアバンク水素水 | アルピナウォーター水素水 |
---|---|---|
お水 | 水道水を濾過したミネラル水 | 北アルプスを濾過したRO水 |
水素溶存量 | 0.2~0.6ppm | 4.1ppm |
水素発生器 | – | 気体過飽和式 |
サービス提供地域 | 全国展開 | 関東・関西・ 愛知・四国地方など |
初期費用 |
登録事務手数料 |
サーバー設置費用 |
サーバーレンタル料 | 4,378円 | サーバーレンタル料 +水素水キットレンタル料 関東のみ:1,729円 |
ボトル料金 |
なし |
36ℓ:3,402円 |
月額費用 |
4,378円+水道料金 |
トーエル配送エリア |
定期メンテナンス |
1年に1回無料 |
2年に1度6,600円 |
早期解約時 |
1年未満の解約時 |
1年以内に解約時 |
利便性 |
〇 |
△ |
※価格は税込み(但し、保証金に税金はかかりません)です。
まとめ
水素には抗酸化作用があり、水素を含む水素水には、抗酸化作用による老化の抑制やダイエット、美容、アンチエイジングなど様々な効果が期待できます。
しかし、水素分子は非常に小さく、水素水として水に混入させてもすぐに気体となって抜け出すという特徴があることから、溶存濃度の高さもさることながら、気体となって抜け出さない様、水素水を閉じ込める容器にも配慮する必要があります。
また、体内に摂取しても呼吸とともにすぐに気体となって外に逃げ、体内に摂りこまれる量は非常に僅かとなりますので、こまめに摂取するといったことも必要になってきます。
その点、水素水ウォーターサーバーは、その場で高濃度の水素水を生成することができ、鮮度や溶存酸素量を維持したままで水素水を体内に摂り入れることがでるだけでなく、こまめに摂取することができるため注目を浴びているのです。
水素水のウォーターサーバーには、水道水補充型のアクアバンク水素水や宅配型のアルピナウォーター水素水などがありますが、利便性や使う水素水の量に応じて選ぶことができます。