ミネラルとは
ミネラルは、タンパク質、糖質、脂質、ミネラル、ビタミンの5大栄養素のひとつです。
このうち、ミネラルとビタミンは、3大栄養素であるタンパク質、糖質、脂質が体内で有効に機能するための潤滑油のような働き、つまりタンパク質の合成や分解、またビタミンやアミノ酸、酵素の働きを手伝ったりします。
ビタミンというのはよく耳にします。ビタミンCやビタミンEなどが肌に良かったり、抗酸化作用などがあるなどとして有名でよく知っている人も多いと思いますが、ミネラルとなるとその成分と働きを理解している人は意外と少ないのではないでしょうか。
ミネラルには多くの種類がありますが、その中でも、体の機能の維持や調節など成長や生命活動に必要な役割を果たすミネラルを「必須ミネラル」と呼んでいます。
代表的な必須ミネラルとしては、カルシウムやマグネシウム、亜鉛、鉄などがあります。ミネラルの必要量は微量ですが、それぞれのミネラルが人間の健康や生命維持に重要な働きをします。
残念ながらミネラルは、人間の体内で作ることはできないため、食事やサプリメント(栄養補助食品)、水などで摂るしかありません。
ミネラルが不足すると
ミネラルが不足すると欠乏症が起き、様々な病気のもとになってしまいます。
カルシウムが不足すると骨や歯が弱くなり、骨折や骨粗しょう症の原因となったり、
亜鉛が不足すると味覚障害の原因となったり、
鉄が不足すると貧血となったり、
カルシウムやマグネシウムが不足するとイライラしたり怒りっぽくなったり、
カリウムとナトリウムのバランスが崩れるとむくみやすくなったり、
またカリウムが不足すると脱力感を招いたり、
と様々な欠乏症が起こります。
特に夏場の汗でミネラルが流出し、ミネラル不足に陥り、熱中症や夏バテの原因となったり、女性の場合は、生理や妊娠、更年期などによるミネラル不足で体調を崩したりすることはよくあることです。
ミネラル不足にならないよう日頃から積極的なミネラルの補給を心がけましょう。
尚、ミネラルを過剰に摂りすぎるのもよくありません。ナトリウムの過剰摂取は、塩分なので高血圧や心臓へ負担がかかる原因となってしまいますし、リンの過剰摂取は、カルシウムの吸収を阻害してしまいます。
また、水銀や鉛、ヒ素、アルミニウムなど摂るべきではない有害なミネラルも存在します。有害ミネラルは、身体に蓄積すると健康などに悪影響を及ぼします。
ミネラル不足には天然水
ミネラルは水にも含まれており、当サイトで紹介しているウォーターサーバーにもミネラルを含むものがあります。
一般的には、天然水のウォーターサーバーには天然のミネラルが含まれており、RO水は濾過膜によってミネラルが除去されています。
ただ、一部のRO水にはろ過膜を通した後、あえてミネラルを付加しているものがあります。
ですので、ミネラル不足が考えられる場合は、天然水又はミネラルを不可したRO水がおすすめということになります。
尚、赤ちゃんにはミネラルはあまり良くないと言われています。その理由は、ミネラルは胃腸に負担がかかるとか、赤ちゃんの腎臓が未発達でミネラルを対外に排泄することができない、とかと言われており、腹痛や下痢・嘔吐を引き起こしたりするケースがあるためです。
そのため、RO水を扱ったウォーターサーバー業者のサイトには、あかちゃんのいるご家庭にはミネラルを取り除いたRO水がいいと言った文句が記載されていたりします。
ただ、天然水を扱ったウォーターサーバーでもミネラルの含有量はごく僅かとして、赤ちゃんのミルクつくりなどにも問題ないとしたサイトも多く見受けられます。
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・ウォーターサーバーの比較
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